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片付けのしつけ


散らかし放題

子どもで、何も教えなくても出したものを自然にきちんと片付けることができる子というのはなかなかいないですよね。
うちの幼稚園生の娘も、やっぱり片付けはどうしてもできないタイプ。
一日に何度も同じことを注意しているような気がします。

自宅では、ちょっと塗り絵をしたいと思って子ども部屋から塗り絵を持ってきて、リビングのテーブルでやるとしたら、夕飯のころには各色の色鉛筆がすべてテーブルに撒き散らかされているし、塗り絵も1冊ではなく何冊も広げてあったりして、テーブルが埋まってしまうくらいになっています。

「夕ごはんだから片付けて!」といっても、1回では絶対にやらないので、1度声をかけてしばらくして見てみても、何ひとつ変わっていない状態。
当の本人はテレビを見ていたり、子ども部屋でまた違うものを散らかしながら遊んでいたりと、いたってマイペースです。

大きな声で叱りつけてはいけないといろいろな本に書いてありますので、自分もできるだけ怒鳴らないように……と気をつけていますが、3回も4回も声をかけても直っていないときは、やっぱり雷を落としてしまいます(汗)。
そこでやっと動き出すか、疲れていて眠いときは泣き出すかで、スムーズに片付けをしてくれることなんて、10回のうち1回でもあったのかしら?という感じです。

親が子供の見本になる

とはいえ、やっぱり片付けに関しては、都度教えこんでいくしかないのかなと思っています。
あと、何よりも一番大切なのが、「親がしっかりと片付けをする」こと。
「子どもは親の背中を見て育つ」といいますが、本当にそうだと思います。
幼稚園のお子さんでも、しっかりと自分で片付けをしている子の親御さんは、よい意味でとてもきちんとした方です。
たまにご自宅に伺ったりすると、いつもきちんと片付けられていますし、フローリングにもホコリなどありません。
このように、親がいつもきれいに掃除していたり、片付けをしたりしていたら、子どもも自然と自分から片付けをすることができるようになるのかな、なんて思います。

それでもやらない場合は、できるだけ叱りつけないように教えること。
最初のうちは側にいて一緒に片付けをしてあげたり、一緒にはやらなくても子どもが片付けをするところを見ていてあげるのがよいようです。
私はつい家事などに移ってしまいがちですが、できるだけ子どもと一緒になんでもやる、ということが、育児の基本スタンスなんじゃないかな。

まだまだ我が家もこれからですが、コツコツと教えていきたいと思います。